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ペテルセン

Author:ペテルセン
★名前★ペテルセン(元猫顔)
★性別★女
★性格★動物占いでいうとペガサス
     歴史人物占いだと、かぐや姫。
    どちらも規格外生物。
    気まぐれで我が道を行く性格デス。
★好きなもの★おいしいもの
         落書き
         幾何学。
★趣味★読書
★その他★数学専攻のくせに右脳人間(汗
数学を右脳で考えられないかと日々奮闘。
でも、最近は論理的なことも大事だと、右脳に偏り過ぎないように注意しています。


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最近、このブログ。

数学から離れてきていますね・・・

そこで、今回は夏の大会の報告の一部、桜井進氏による『ジョン・ネイピア対数誕生物語』について語ろうと思います。







************************
今から400年ほど前・・・

時は、大航海時代。

多くのものたちが海へと繰り出していった。

しかし。

当時、海難事故が絶えなかった。

その原因は、自分たちの船の位置を正確に捉えられないことだった。

そこで、ある町の城主、ジョン・ネイピアは考えた。

「船の位置を正確に知るためには、もっと天文学者の協力が必要だ。」

GPSの発達した現代でも、星などの位置によって船の位置を確認している。

つまり、ジョン・ネイピアは星の位置をもっと正確に出したかったのだ。

しかし、天文学者たちには、船の位置を図るための計算に時間を費やすことができなかった。

彼らの仕事は、暦作りや他にも多大にあり、ほかの事まで手が回らなかったのだ。


そこで、ネイピアは、どうにかして天文学者の労力を減らす工夫を考えた。

天文学者たちは、「天文学的数字」といわれるほどの多大な計算に追われていた。

そこで、ネイピアは、掛け算をもっと簡単に行う方法を見つけることを決心したのであった。




そのとき、ネイピアは御年およそ44歳。

その頃の平均寿命は50歳といわれていたのだから、晩年によくもそんな決心をしたものである。


ネイピアのすごいところはその年から20年もかけて掛け算を簡単にする方法を見つけたということだ。

数学者ではない。ただの城主がだ。

その方法を簡単に言えば、

たとえば、私たちは2の2乗かける2の3乗は2の5乗であることを知っている。

ネイピアは、このような感じで指数を見ていけば答えが出るような膨大な量の表を作り上げたのだ。

つまり、『紙の計算機』を作ったことになる。

しかし、実際、ネイピアの時代に『指数』の考え方はなかった。

いったいどのような考えの下で計算を行っていったのか・・・





20年という歳月をかけて、どうにかその表は完成した。

しかし、 他の人からの評価はひどかった。

ネイピアの作ったその表は、見づらいのだった。



そこへ現れたのが、他国からやってきた数学者であるブリッグスさん。



ブリッグスは、ネイピアにこういった。

「閣下。

閣下の作った表はすばらしいものであります。

しかし、これでは底がわかり難いです。

よって、底をもっとみやすくしたらいかがでしょうか。」


じつは、3年ほど前からネイピア自身も底の見づらさには気づいていたのだ。

しかし、ネイピアはまずは、表を作ることを優先した。

そして、このブリッグスという数学科は、必ず自分の後を引き継いでくれる。

その確信がネイピアにはあった。


二人は、相談して、底を10とすることにした。

これが、常用対数の誕生であった。


「閣下。それでは、私が国に帰って1年で作ってまいります。

必ずやお待ちください。」


ブリッグスは気づいていた。

ネイピアが、自分の仕事を終え、自分にその後を継がせようとしていることを。

そして・・・


ネイピアのその、満足そうな顔から・・・


ネイピアの死期を・・・


『どうにかして、出来上がった表を閣下に見せたい。

この表を考え出したのは、紛れもなくネイピア様なのだから・・・』



国に戻ったブリッグスは死に物狂いで計算を行った。

ネイピアは20年の歳月をかけた。

しかし、ネイピアにはもうそんな時間はない。

アイディアはできているのだ。

後は、計算さえすればよい。


はやく・・・

ハヤク・・・



表が完成を迎えるのに、1年とかからなかった。

『できたのだ!!

まだ、ネイピア様は生きている。

これをもって、ネイピア様のもとにいくのだ!!』


喜ぶ彼のもとに、一通の手紙が届いた・・・







    【閣下 死亡】





















****************************



この話を聞いて、私の中で何かが起こった。

そう。何かが。


桜井進氏の、ネイピアへの思いは、私に伝染した。














ネイピア・・・・






私は、君を忘れない。
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テーマ : 理数系 - ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ネイピア 桜井進 常用 対数

コメント

泣けます(TT)

いい話ですね。ネピアは数学者か天文学者だと思っていたら、ただのおじさんだったんですね。ほんとにいい話ですね。危うく涙を流す所でした。。。ぐずん。

私の拙い文章で、ネイピアさんの気持ちが伝わってよかったです☆


来週の『たけしの誰でもピカソ』に桜井氏がでて、ネイピア誕生物語を行うそうです。

音と映像によって、桜井氏の熱い気持ちが伝わって来ると思います(≧ω≦)ノ

ネイピア数が記載されているサイトが知りたいです。

ネイピア数,e= 2.71828 18284 59045 23536 02874 71352 66249 ・・・・・以降、できれば1000桁以上 が記載されているサイトを探しているのですが、なかなか見つかりません。
ご存知でしたら、ぜひ教えてください。 お願いします。 wes go note

コメント遅くなりました。
スイマセン。
千桁であれば、
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/e.html
(親元サイト 滋賀大学経済学部)などはいかがでしょうか?

サイトでなくて、本であれば
E.オマール著、 伊理 由美訳 「不思議な数 eの物語」  (岩波書店)とかにのっているかしら?(未確認)
不確かでスイマセン。

2の2乗たす2の3乗は2の5乗ではない

2の2乗たす2の3乗は2の5乗であることを知っている?
2の2乗=4
2の3乗=8
2の5乗=32
故に2の2乗たす2の3乗は2の5乗ではない

せっかくのいい話を

計算式間違えちゃ (-_-;)
2の2乗×2の3乗

きゃ~~~~っスイマセン!!

9月15日、修正いたしました!!

いい話です!

数学って堅苦しい感じがありますけど、歴史をたどってみると人間臭くてとても面白いですね。
ネイピアさんが数学者ではなかったとは知らなかったです^^;

http://antwrp.gsfc.nasa.gov/htmltest/rjn_dig.html
には、たくさんの桁のネイピア数がありました

おお!素敵な情報をありがとうございます♪

さっそく、いってみます。

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eの極限再考 2
気がついてみるとeの事を「自然対数の底 e」といっていましたが、ちゃんとNapier(ネイピア)数という名前がついているのでそう呼ぶ事にしましょう。余談ですがネイピアは数学者ではなかったそうですが、数学で非常に大事な自然
2006/11/01 13:18 | アトムの物理ノート |

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